今日6月2日は…
横浜港開港記念日です。
安政6年(1859年)6月2日、前年に締結された日米修好
通商条約によって横浜港が開港した日です。
そして、横浜港の開港とともにカレーも日本に入って
来たとして、6月2日はカレーの日だそうです。
ちなみに神戸港が開港したのは慶応3年(1868年)1月1日
です。
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横浜とカレー…にちなんで思い出したのが丸善と
ハヤシライスの話です。

丸善の創業者は早矢仕(はやし)有的(ゆうてき)です。
早矢仕有的は、美濃の国の医師の息子として生まれて、
父親の後を継いで医師を志し、18歳のときに郷里で開業
していたそうです。
その後江戸に出て蘭学を学んで江戸の町で開業し、福沢諭吉の
門下生となって、諭吉に実業の才能を認められて、明治2年
(1869)に諭吉のバックアップを受けて横浜に、事実上
日本の株式会社第一号となる丸屋商店を創業したそうです。
その時の代表者が「丸屋善八」という架空の人物で、
これが現在の社名・丸善の起源だそうです。
丸善は、当初は書店と薬店で、その後唐物(からもの)を
扱うようになって…、翌年には東京日本橋に丸屋善七店
(書店)を開業し、これが丸善・日本橋店です。
今はありませんが、かつては神戸・元町に丸善がありました。
場所は…旧・走水村の西国街道沿いで、居留地の北端に
位置する場所です。現在の元町商店街の東端・大丸前の
スクランブル交差点の近くでした。
一階は唐物(洋品、スーツ、文房具)、2階は書籍と
メガネ等の小物、そして3階は洋書だった記憶があります。
ハイカラな店というよりも大人の店…もっと言えばおじ様
の店といったイメージがあります。
そして社のキャンパスの書籍売り場は丸善でした。
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ハヤシライス…、丸善がハヤシライスの生みの親という
説があります。早矢仕有的が考案したカレーがハヤシライスで
丸善のレストランのメニューになったのがハヤシライスの発祥
だそうです。

そして6月2日は…鳩山首相の辞任を表明した日という
ことになってしまいました。夕方、職場に届いた3紙の
夕刊のトップニュースは、同じような見出しで、このことを
伝えていました。
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ちなみに6月2日は、本能寺の変が起こった日でも
あります。そして神戸にも所縁の深い福原京の遷都の日、
平清盛が孫であった幼帝・安徳天皇を奉じて兵庫の町の
近くに都を築いて遷都した日でもあります。
posted by student at 14:53|
日記