2010年09月18日

赤外線写真の愉しみ

 梅雨明け以降、昨晩はじめてエアコンなしで
就寝しました。

 デジカメの受光素子として用いられているCMOS
イメージセンサーは、可視光だけではなくて赤外線も
捉えることができます。

  一般のデジカメは赤外線除去フィルターを用いて
可視光のみを捉えるようにしていますが、YASHICA
ブランドのF537IRというカメラはスライドスイッチで
赤外線除去フィルターを外すモードがあって、
可視光+赤外線の写真を撮ることができます。

 8月に買ったこのデジカメで、猛暑で日中は赤外線で
満ち溢れた光景の撮影を愉しんでいましたが、この
デジカメにIRフィルターを取り付ける工作をして
ちょっと本格的な赤外線写真を撮れるようにしました。

 フジから可視光を吸収して赤外線を透過する
IRシートフィルターが発売されています。IR78は
波長が780μm以上の赤外線のみを透過するフィルター
です。

 使い終わったプリペイドカードがありましたので
これを活用して20mm×20mmにカットして、上下左右
5mmの縁を残して、10mm×10mmの窓を通して赤外線
のみがデジカメのレンズへ至るようにしました。
使ったのは、カッター、両面テープ、定規でした。



 植物の葉からは、波長が800μmの赤外線が多量に
放射されているとのこと。快晴の青空は赤外線を
吸収して、赤外線写真では暗く写り、また日の光で
ギラギラ照り輝く海面も、赤外線を吸収して暗く
写ります。樹が生い茂った山影は明るく写って、
また日の光に白く輝く雲はそのまま明るく写ります。

 赤外線写真では、普段目にする光景が、ちょっと
変わったイレギュラーな絵になります。



 神戸ワイナリー(神戸農業公園)にて…

 神戸ワイナリーの奥に保存されている藁葺屋根の家



芝生の斜面の一本の樹 



神戸ワイナリー内の車道の街路樹風の光景



そして加古川の見土呂フルーツパークにて…

 丘を上った処にあった2本の樹



果樹が両脇に並ぶ山路



丘の端の樹と、その向こうに稲美町、神戸市、小野市…



フルーツパークの北の空に発達しかけた入道雲



神戸・舞子の海岸と、東の空に発達した入道雲



山田川河口付近の砂浜からの明石海峡の光景



明石・大蔵海岸から見た東の空に発達した入道雲



神戸・垂水の住宅地から見上げた入道雲



神戸・淡河の田園風景と山と雲と空と



神戸・垂水から見上げた空と雲



雲の層が織成す微妙な光景



日の光と薄雲が織成す光景



神戸・灘の駅前の木に朝日が照射された光景





posted by student at 21:42| 日記