スーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)に指定され、
中核校になっている神戸高校の課題研究発表会に参加
しました。
昨秋の中間発表会にも参加したので、その後の成果も
楽しみです。中間発表会では、ポスターセッション方式で
対面でのプレゼンテーションに続いて質疑応答でしたが、
今回の課題研究発表会では、講堂での壇上からのオーラル
セッションによるプレゼンテーションが12分で、その後
4分間の質疑という形式です。
発表会の開始までは、講堂の後方にポスターを並べて、
簡単な説明を受けることも出来ます。
この時点で、かなりシビアな質問をしている参加者も
いました。生徒もしっかりと対応していました。
宇宙メダカの子孫だそうです。
学校長のあいさつ・・・、中等教育機関における人材育成の
視点からの話は、受験一辺倒の普通高校というよりも、
進学後の大学での学びや研究をもしっかりと視野に入れた
教育を、ここではしっかりと視野に入れているんだなあ〜
というのがしっかりと伝わってくる内容でした。
「数理生態学」というタイトルの発表は、実は今年度
私が勤務校で取り組んだ微分方程式の数値解のよる
シミュレーションを行なっていて、もっとも関心を持って
いる内容です。しっかりとまとまっていて感心しました。
神戸高校で流行ったインフルエンザを取り上げて、その
感染の様子を取り上げていました。連立微分方程式を
用いたモデル化、そして各定数を検討して数値解を求め、
実際の値(神戸高校での感染の実態)と比較検討して
妥当性にも言及していました。
最近はブレザーがほとんどですが詰襟の学生服と
セーラー服は、むしろ新鮮に映りました。
休憩時間も生徒は休みなしで、会場後方のポスターの
前で対面の説明をしていました。
1年生がポスターの見学に加わっていました。2年生も
自分のテーマへの勧誘もあるのか、熱心に説明していました。
来賓の大学の先生は、横で聞いていると、質問の視点が
違うのですが、戸惑うことなく対応していました。
テーマによっては5〜6人と多い場合もありますし、
2人のテーマも。
1年生からの質問も、結構 的を得た質問だったのには
驚きました。
課題に対して仮説を立てて、それを検証するスタイルの
研究で、この課題研究を通して、かなろ研究の方法の
基礎を踏襲したんだろうなあ〜と思います。
*
勤務校が現代的な校舎なのですが、ここは、どちらかと
言えば近代的な香りが漂う校舎です。
高台の上にあって、グラウンド越しに港の遠景が愉しめ
ます。
課題研究って・・・と、改めて考えさせられた有意義な
ひとときでした。
2010年02月19日
課題研究発表会〜SSH
posted by student at 23:59| 日記