2010年02月17日

脳の健康 〜心と脳〜

ラジオの予約録音ができるICレコーダが、毎週幾つかの
ラジオ番組を録音してくれています。週末にパソコンに
取り込んで、そして平日の通勤電車の中や、ビニール袋に
入れて入浴時に目を瞑ってじっくりと聴いています。

 昨日は、1月17日(阪神大震災の日)放送の文化講演会、
脳科学者の茂木健一郎の「心と脳」という講演を聴きました。

 身体の健康に気を配って、有酸素運動が奨励されて、
ジムでは水中ウォーキングが盛んですし、スタジオでは
ストレッチやヨガのプログラムが多いです。

 同じ運動でも、勝利や記録更新を目指したスポーツも盛ん
です。目指す目的を持って効率的に身体を鍛える運動は、
場合によっては身体全体のバランスを崩して、身体にとって
健康的とは言えないケースもあります。運動やスポーツが
健康の為の各種の有酸素運動と、勝利や記録の為の鍛錬とに
それぞれに応じて盛んです。

 でも脳に関しては、「勉めて強いる」という勉強タイプ
が多くて、資格(国家試験や技能試験)や入学試験合格を
目指したり、学校の成績の為であったり・・・目的指向の
効率的、成果主義のために、脳の働きや学習機能を利用する
ことが多くて、脳の健康のために、何か特別なことを
やっている人は・・・あまりいないように思います。



 茂木健一郎は偶有性とプリンシプル(principle、原理)
という言葉を使って、目的指向や原理・主義を貫くのでは
なくて、偶有性に委ねて、創造性を高めることが脳にとって
健康的であるというような話をしていました。

 私の好きな言葉に「セレンデピティー」という言葉が
あります。この言葉はセレンディップ(セイロン、現在の
スリランカ)の3人の王子の物語に因んだものです。この話
の中で、王子たちは旅の途中、いつも意外な出来事と遭遇し、
彼らの聡明さによって、彼らがもともと探していなかった
何かを発見するとい話です。

 浅田彰の『逃走論』

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 この本の副題は「スキゾキッズの冒険」です。

この本の表紙には、

  《パラノ人間》から《スキゾ人間》へ、
  《住む文明》から《逃げる文明》への大転換が
   進行しつつある。この大転換を全面的に肯定せよ!

そして裏表紙には、

  パラノ・カルチャーの崩壊のあとには荒涼たる
  砂漠しか残らないと人は言う。だけど、その砂漠
  こそスキゾ・キッズにとって絶好のプレイグラウンド
  なのだ。



 本屋さんにはHow-Toモノの本が多く、「如何にして〜」
とか「〜のための三原則」、「3日でわかる〜入門」という
ようなタイトルの本が多いです。

 目的指向、効率主義・・・脳を酷使して利用することが
多いですが、脳の健康も身体の健康と同じ様に、もっと
大切にしたいと思います。そして心の健康も・・・
posted by student at 21:00| 日記