昨日、嬉野キャンパスへ行った時に、図書館で
2冊の本を借りてきました。2冊とも中村雄二郎の
著作です。ほんとうは「共通感覚論」を借りたかった
のですが貸し出し中でした。
「コモン・センス」…日本語では「常識」と訳される
ことがほとんどですが、「共通感覚」と言い換えると、
この言葉の指し示す意味内容やニュアンスが伝わって
くるように感じます。
今は「常識」が「共通感覚」から離れてしまって、
「コモン・センス」という言葉が2つの意味を持って
いるように捉えがちですが、でも「常識」と「共通感覚」
とは、本来は一つの意味(言葉)であったようですし、
今も、そうあるべきではないかと感じます。
「感性の覚醒」・・・、タイトルに魅せられて手に取りました。
「魔女ランダ考」・・・ランダはインドネシアのバリ島に
伝わる魔女だそうです。鬼子母神のバリ化した姿とも
言われています。
仏教やヒンドゥー教とバリ土着の信仰とが習合した
バリ・ヒンドゥーにおいて、魔女ランダは悪の象徴だそうで
人間に災いをもたらす魔術しか使えないそうです。でも、
温かい心に触れて良心に目覚めることが出来れば、人間を
治癒する魔術をも行使できるようになるようです。
ちょっと忙しい時期なので、じっくりと読む時間が
とれるかどうか・・・。
*
昨日の嬉野キャンパスから帰り道、国道175号線沿い、
小野市の ひまわりの丘公園で車を止めて、公園の南に
ある花畑へ。秋桜が、見渡す限り・・・
ここは、春先には菜の花、夏にはひまわり、そして秋には
秋桜と、休耕田を利用した四季折々の花畑を愉しめます。
雨模様で、柔らかな秋桜の花びらがしっとりとした感じを
醸し出して、見ている私の心も穏やかになりました。畑の
中はぬかるんで、土の匂いに満ちていました。
・・・夏の忘れものでしょうか?ひときわ目立って咲いて
いました。
播磨平野を流れる加古川の東に広がる丘陵地帯です。
普段は山と海に挟まれた神戸の中で、平日は勤務校と
サテライトの往復なので、なんとなく 広々とした開放感を
感じました。
2008年11月09日
感性、演劇知 そして秋桜
posted by student at 05:40| 日記