計算技術検定という検定試験があります。工業高校の
生徒を対象としたマイナーな検定試験ですが、1級や2級
になると、数学的な素養を必要として、結構むつかしいです。
今、放課後に計算技術検の補習を担当しています。
6時限目の授業が終わって、グランドでは、ラグビー部と
サッカー部、野球部が、それぞれの練習が始まっていました。
補習の教室のガラス越しに、部活動の練習を垣間見ながら
1年生と2年生の生徒の補習・・・。1級はベクトルの計算、
定積分を用いた面積や体積の計算、そして正規分布に基づく
統計計算があり、なかなか難解です。数学の授業では、まだ
習っていないことが多いので、ほとんど数学の補習のような
感じです。黒板には、微積分の式や図を描いて・・・
最終的には、関数電卓を用いて数値解を答えるのですが
その前処理としての定積分やベクトル計算の式を立てて
変形する能力は、数学力です。
ほんとうは、工業高校では、理系の学力が求められべき
だと思うのですが・・・