2012年01月21日

六甲のめぐみ

 今朝の神戸は、寒さが緩んだ穏やかな冬の好日です。住宅地の中は、静かで、時折、鳥のさえずりが聞こえてきます。ガラス戸越しの朝日は、部屋の奥まで届いています。優しい陽射しです。

 昨日の神戸は、朝から小雨が降り続く寒い一日でした。一昨年に車を買い替えた時に、安心パックに入ったので、3年間は、1年点検と、半年毎の点検でオイル交換までしてもらえます。昨日、点検に出した帰路、ちょっと遠回りをして、神戸市西区のワイン城(神戸農業公園)にある「六甲のめぐみ」というJAの直販所に行ってきました。

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 この辺りは、昭和22年に神戸市に編入されるまでは、明石郡押部谷村、櫨谷村、平野村の3つの村の境となる山林だった場所です。昭和時代の後期に西神ニュータウンとして開発され、南側にはニュータウンが広がり、その北側に巨大な工場団地、そして北部の丘陵地帯にぶどう畑をつくって、そこが農業公園となっています。押部谷、櫨谷そして平野の近郊の田畑からの恵みを直販する「六甲のめぐみ」が、農業公園の入り口に数年前に出来て、休日は大変混雑しています。

 …新鮮で安いです。

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土日は、直販所の前に、屋台のようなテントでの出店もあります。

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野菜等の直販所とは別に、草花の苗や種の販売所もあります。

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 白菜、水菜、椎茸、玉ねぎ…野菜と共に、地産の「こうべ育ち・ヒノヒカリ」を精米してもらわずに、玄米のまま…

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2012年01月20日

駅・・・

 朝夕の通勤電車の中では、ヘッドフォンで音楽を聴いたり、録音したラジオ番組を聴いているのですが、昨晩、本棚の整理をしていて見つけた文庫本を、今朝の通勤電車の中で久し振りに読み耽ってしまいました。

 ふと、車内のアナウンス…「須磨〜〜」を耳にして、須磨浦公園駅の光景が頭に浮かんで、「えっ!」と、混みあった電車の中から車窓越しに外の風景を垣間見ると…須磨海浜公園駅でした。

 JR神戸線は、須磨駅の東に須磨海浜公園駅があり、更に6駅先に、私が降りる灘駅があります。勘違いした須磨浦公園駅は、須磨駅の西側で、JR神戸線の駅ではなくて、並行して走っている山陽電車の駅です。駅名の一部だけ耳にして、勘違いして、大きな錯覚をしてしまいました。以前に山陽電車の沿線に住んでいたので…



 かなり以前、都営浅草線で浅草で降りて改札を出る時に、駅員に呼び止められて叱咤されたことがあります。浅草まで買ったつもりが、自動券売機で見間違えたようで、手前の浅草橋までの運賃の切符を素知らぬ顔して改札(当時は有人改札)を出ようとしたので、駅員にとっては私は不正乗車に映ったようです。

浅草…で思い出しのですが、銀座線で浅草に行く途中に、田原町という駅があります。サラダ記念日の俵万智と音(おん)が同じで、車掌のアナウンス「たわらまち、たわらまち」で、つい、俵万智を連想していました。これは、錯覚とか勘違いではないですが…



 今朝の「須磨〜〜」の駅名の勘違い・錯覚した後に昔の記憶「浅草/浅草橋」が蘇って…神戸には、似た駅名ってどのぐらいあるのかなあ〜と、その後は、駅名を思い出すことに一生懸命になってしまいました。

 西から…

・舞子駅(JR)、舞子公園駅と西舞子駅(山陽)
・垂水駅と東垂水駅(山陽)

 垂水駅はJRと山陽電車が目の前にあるので省略。元町、三宮も同じです。このように考えていくと…

・須磨、須磨海浜公園、須磨浦公園、須磨寺、東須磨
・長田(神鉄)、高速長田、長田神社前、新長田
・神戸、新神戸(新幹線)
・元町、みなと元町、西元町
・春日野道(阪急と阪神とでは、ちょっと離れています)
・灘、西灘(JR灘駅の東に、阪神西灘駅があります。)
・六甲道、阪急六甲、神鉄六甲(神鉄六甲は、六甲山の北側)
・御影(阪急と阪神とでは、ちょっと離れています)
・住吉(JRと阪神では、ちょっと離れています)

 西から東に順に考えると、結構あったなあ〜と、数え忘れはないかと、もう一度考えると、抜けていました。

・西神中央、西神南
・鈴蘭台、鈴蘭台西口、西鈴蘭台、北鈴蘭台

 結局、文庫本は数ページ読んだだけで、後は駅名の空想をしているうちに6駅目の灘駅となって電車を降りました。
posted by student at 21:38| 日記

2012年01月17日

1・17 あれから17年

 「戦争を知らない子供たち」という古いフォークソングがあります。ネットで調べると1970年の曲で、戦後25年目になります。戦争や戦後の混乱期も知らない1950年代生まれの世代が、十代後半から二十歳になって戦争や平和の意味を考えるようになったことを題材にした唄

 今、神戸の震災後に生まれた赤ん坊が中学を卒業して、高校生になったり、或いは社会人になったりしています。私にとっては今でも大きな出来事ですが、でも現実には、子供たちにとっては遠い過去の出来事です。

 1月17日の各紙の朝刊と夕刊です。

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 戦争を知らない子供であった私が、後からさかのぼって戦争について考えたように、神戸の「震災を知らない子供たち」も、さかのぼって震災のことに問題意識を持つようになっているのかなあ〜と、今年は、自分自身の体験というよりも、震災の経験の継承についてアレコレ考えてしまいました。


 p.s. 翌日1月18日のThe Japan Times のトップ記事は、神戸の震災の早朝の慰霊祭の大きな写真と共に…

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posted by student at 22:52| 日記

2012年01月16日

やぶ入り

 1月16日…今日は藪(やぶ)入りです。

 「藪入り」とは、江戸時代頃からの習慣で、商人(あきんど)の家に住み込み奉公していた丁稚や女中など奉公人が、年に2度だけ実家に帰ることが出来た日で、それが正月と盆の1月16日と7月16日となります。、1月15日の小正月と7月15日の盆の行事を奉公先で済ませた後、実家でも盆と正月の行事に参加できるようにと、この2日は実家に帰ることを許されたのが始まりのようです。

 明治に入っても、藪入りの習慣は残って、逆に産業化の発展に伴って、藪入りの日には、東京の浅草などの繁華街は、藪入りで休みとなった奉公人たちでにぎわい、活動写真(映画)は、藪入りの奉公人で満員だったようです。

 「藪入り」という落語があり、明治の藪入りの様子を描いています。第2次世界大戦後は、週休制となって、藪入りの習慣はなくなって、今では…、もう死語でしょうか?



 通勤の帰路、酒屋に立ち寄ってしまいました。今日はワインです。

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 以前、一本数千円以上するヨーロッパ産のワインばかり味わっていた頃がありました。でも最近は、千円程度、或いはそれ以下の数百円の国産ワインばかりです。原料や製造工程が安心で、それに、このクラスでも、結構美味しいワインが少なくないです。

 今日、手にしたのは、サッポロビール製の「有機プレミアム」です。ポリフェノールたっぷりで、酸化防止剤無添加ワインという謳い文句で、フルボディの赤ワインです。値段は700円程度…、ついでにチーズも買いました。しめて1000円です。

 …今週末のお愉しみです。



 2年生が修学旅行で北海道のスキーを4泊5日、月、火と生徒は代休なんですが、1年と3年の授業を担当している教員は、出勤して授業をしていました。北海道のおみやげ「黒い恋人」をいただきました。

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とうきびに北海道旭川産の黒豆を練りこんだチョコだそうです。美味しくいただきました。


posted by student at 21:31| 日記

2012年01月15日

六条の雫

私が住んでいる神戸市垂水区は…昭和16年に神戸に合併されるまでは、ずっと播磨国明石郡でした。今でも神戸の市街地の「摂津(せっつ)国」に対して、神戸市西区と垂水区とは播磨国です。

 播磨国の東部・東播磨の明石の魚住や加古川、稲美町、そして加東市一帯には、麦茶用の六条大麦の麦畑が広がっており、日本一の六条大麦の産地だそうです。春から初夏にかけての麦畑の景色は、ほんとうに美しいです。

 その東播磨に広がる麦畑でとれた六条大麦の焼酎が、昨秋から販売されています。ほんとうに地元の焼酎です。蔵元の明石酒類醸造によれば「地元、明石魚住・加古川市・稲美町で栽培された六条大麦を100%使用した、かろやかな香りで飲みやすい麦焼酎」と銘打っています。

 明石の大蔵海岸にある直販所に買いに行きました。

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 岩津のネギ焼酎、淡路の玉ねぎ焼酎もありましたが、今日の目的は、この六条大麦焼酎「六条の雫」です。

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 でも「どぶろく」に…、そそられました。つい、これも手に取ってしまいました。

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 お店の人から「はじめてですか?」と訊かれ、開封時の注意を一通り受けて、注意書きまでいただきました。

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岐阜のにごり酒・白川郷も、開封時に、ちょっと注意が必要ですが、このにごり酒は、かなり注意が必要のようです。



posted by student at 15:22| 日記

2012年01月14日

深山美栗

地元・兵庫県の焼酎は、灘の生一本で知られる灘五郷の酒造メーカーの米焼酎が意外に出回っていますが、兵庫県には丹波の栗の焼酎があります。

 栗焼酎は四国の高知と九州の大分、熊本、宮崎にもあり、高知の「ダバダ火振」という栗焼酎がお気に入りですが、丹波の「深山美栗(みやまみくり)」も栗のまろやかさと香りとほのかな甘みがお気に入りです。神戸では、なかなか手に入る店が少ないのですが、買い物のついでに立ち寄った酒屋さんに置いていましたので、思わず…

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 レジの横に、ホッピーの瓶を見つけて、これも思わず…

 焼酎のホッピー割りを、またホッピーと言いますが、普通は甲類の焼酎で割りますが、今、甲類の焼酎の買い置きはないですし、栗焼酎で割るのは、なんだかもったいないようにも感じます。
posted by student at 21:18| 日記

2012年01月13日

日めくり

 年末にいただいた、ある事業所からの日めくりのカレンダーです。
職場の進路指導室の給湯設備の壁につっています。

 今朝めくると…

・旧暦の12月20日
・みずのとり
・一白先勝
・二十八宿の婁(ろう)

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 この日めくりで、二十八宿を知りました。
今日の「婁」は「たたらぼし」で、 おひつじ座ベータ星のことだそうです。西方白虎…二十八宿の星座は4つの方角の七宿ごとにまとめられ「婁」は西方になります。 動土・造作・縁談・契約・造園・衣類仕立てに吉だそうです。

 なんだか私が、この進路指導室の日めくりの係で、毎朝めくっています。
posted by student at 20:15| 日記

2012年01月12日

はじまりの時

最も朝の遅い時節の出勤風景です。

 自宅を出て、駅前に辿り着く頃には、東の空が濃紫から、うっすらと薄い青色へと、朝の兆しが…

 一日の始まりの時です。

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駅前の深夜営業の店舗の電球が赤く感じ、また青白く感じる水銀灯の色さえ真っ白に見えるほど、東の空は色温度が高い青…

 昨夜の神戸は、冷たい風が吹き抜けて、寒々しい夜でしたが、今朝は風もなく、まだ人影も少なく、駅のアナウンスもない時間帯で、静寂に包まれていました。

posted by student at 19:11| 日記

2012年01月08日

受験生

名谷…、神戸市内で「名谷」という地名が2ヶ所あります。一つは、地下鉄名谷駅の近隣、もう一つは第2神明道路(国道2号線の有料バイパス)の名谷インターチェンジ付近です。2つの名谷は、須磨区の名谷と垂水区の名谷です。

 明治時代に、この辺りの村々(東名村、西名村、滑村、中山村および奥畑村の5村)が合併して兵庫県明石郡名谷村という大きな村が出来ました。一番北の端の奥畑村の北部が現在の地下鉄名谷駅となり、名谷村の南の端となる西名村の辺りが現在の第2神明名谷ICとなります。旧・名谷村は、神戸市垂水区名谷町となって、旧5村の名前は、バス停や交差点の名前として、その名残を留めています。住居表示が実施されていないので、まだ小字がしっかりと残っています。地下鉄名谷駅付近には、地名(住居表示)としての名谷は…実は存在しないのですが、でも神戸で「名谷」と言えば、一般に須磨区の名谷駅一帯を指し示しています。でも垂水では…「名谷」と言われても、どっちかなあ〜と迷います。



 前置きが長くなりましたが、以前、須磨区の名谷の職場に車で通勤していた時期があり、その時に、垂水区の名谷を通っていました。今は、その時の通勤経路である垂水ー名谷のバス道を通ることがないのですが、久し振りに車で走ると…数年前に、確か紳士服の店で、私も一度利用したことがある店が、お酒の量販店となっていました。背後の高架は、神戸市内から垂水ジャンクションを経て、淡路へ向かう第二神明北線です。

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 思わず入ってしまいました。品数は多いのですが、珍しいお酒を揃えているいわけではないようで、栗焼酎のダバダ火振(高知)か地元の深山美栗があれば…と探しましたがありませんでした。



 こんなカップ麺を見つけて、思わず…

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 「頑張れ受験生」シリーズで、焼きそば勉(弁)当と銘打っています。そして、勝(しょう)姜(が)焼き味になっており、勝(しょう)姜(が)風味のスープの粉末が付いていました。

 センター試験が1週間後、今は受験シーズン真っ最中…。街の中で生活をしていると、このような店頭のカップ麺に季節感を感じてしまいます。季節の味、昨日のお昼に味わいました。

posted by student at 22:06| 日記

2012年01月07日

花〜10年

 先週の土曜日は…去年でした、大晦日…

新年になって1週間が経ったことになります。 1年は52週間ですから、今年も52分の1、 約2%が終わったことになります、あと98%…

 パソコンのハードディスクに、デジカメで撮った 写真を保存して、毎年新しいフォルダーを作って、 そこに1年分の写真データを保存しています。 この正月にも、2012年の写真フォルダーを 作りました。

 デジカメで写真を撮るようになったのが、 2000年の夏頃で、淡路の花博の写真が 最初期の頃のデータです。まだ一眼レフは フィルムでした。2000年のフォルダーには 142枚の写真が保存されています。 2001年には、1492枚の写真データ、 まだフィルムでの撮影がメインでした。



10年前の2002年、この年の春頃から、 デジカメの写真が多くなります。2台目の デジカメを買って、フィルムからデジカメに なった頃だったと思います。
 
 …そして、お出掛けのついでに写真を撮る というよりも、写真を撮るために出掛ける ようになったのも、10年前でした。

 2002年4月13日、兵庫県加西市にある 県立フラワーセンター、ここのチューリップ畑は 近隣では圧巻です。この写真、地面に這いつくばる ようにして撮った写真の一枚…

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 2002年6月9日、兵庫県山崎町の花菖蒲園 です。現在は宍粟市になっています。谷間一帯が菖蒲の花、花、花…

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 2002年7月28日、兵庫県南光町のひまわり畑、 現在は佐用町になっています。休耕田を利用して、 山端まで一面のひまわり畑が続きます。

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 その他にも、春先の菜の花畑や、秋のコスモス畑の 写真も幾つか…写真を見ていると、10年前の頃に 逆戻りして、その撮った時の情景も思い出されます。

 花だけではなくて…、2002年11月17日、 兵庫県龍野市の聚遠亭の庭園です。現在のたつの市です。

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 2002年のフォルダーには、2984枚の 写真データが保存されていました。



 この次の年からは、計画的に1月は兵庫県の最南端、 淡路島の水仙郷。春先には、北淡路や神戸近隣の 菜の花…と兵庫県内で、花の見頃に、その地のお花畑 を巡るようになりました。最後は紅葉です。そんなことを 4〜5年続けました。その切っ掛けが10年前の 2002年のこれらの写真です。

 …そんなことを思い出しながら、正月3ヶ日のうちの 半日は、パソコンの前で、保存していた写真を見ながら 思い出に浸っていました。

 昨年までの最近の数年は、毎年9千枚から1万2千枚 程度の写真を各年のフォルダーに入れていました。 フィルムの頃は気に入った写真を4つ切りにプリントして額に入れて居間に飾ったり、キャビネサイズにして作品の アルバムをつくって、そこに貼っていましたが、今は、人物を撮った記念写真以外は写真屋さんでプリントせず、 ハードディスクに入ったままです。パソコンの画面で 自分が愉しんだり、サイズをかなり縮小して、この自分のサイトのコンテンツとして利用するぐらいでした。

今年は、気に入った写真は、写真屋さんでプリントしてもらうことにしようかと思っています。



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2012年01月04日

正月が過ぎて…

 初出勤の日に過ぎ去った年末、年始を振り返って…


 ここ数年、大晦日は11時頃に布団に入っています。松任谷由実の「春よ来い」の熱唱を見て、紅組の多くの出場者がステージに集まって「春よ、来い」、「春よ、来い」との大合唱の後に、ユーミンが最後に手をあわせて目を潤ませたように感じ、心からの被災地に春の到来を願う気持ちが溢れたのかなあ〜と、その映像を見ていて泪がこぼれそうになりました。そのまま布団に入って、後はラジオで紅白の続き聞きながら、いつしか眠りの中…。

 元旦は6時前に車に乗って、まず郵便局の本局に年賀状の投函。その後、初日の出を見に行こうとも思ったのですが、夜明け前の黎明の東の空が雲に覆われているようで、夜明け前の元旦の神戸市内を1時間ほどドライブして自宅へ戻りました。戻ったのが7時過ぎ、初日の出の時刻でした。

 途中で、コンビニに寄って、元旦の朝刊を購入、新聞の宅配を受けていないので、必要な時だけ駅のスタンドやコンビニで新聞を買うのですが、最近はネットやラジオでのニュースで満足して、新聞を買うのは元旦だけです。年に一回、3〜4紙購入して、お正月は各紙の新年の展望を読み比べていたのですが、今年は地元紙の神戸新聞と、経済紙の日経の2紙だけにしました。

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 いつもは年末に庭の紫陽花の葉を処理していたのですが、昨年末はそのままにしていたら、年末の寒波で、紫陽花が綺麗に黄葉しました。

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 三ヶ日が過ぎて、今朝は初出勤、電車は空いていました。三ヶ日の神戸は寒さが緩んで晴天が続きましたが、今日は冷え込みました。数日ぶりのJR神戸線・灘駅に降り立って、神戸の街のすぐ北に連なる六甲山系の中の摩耶山の頂上・掬星台(きくせいだい)が、すぐ北に位置して、その平らな山頂が見えるのですが、今朝は山頂に雲が掛かって…山頂は雪だったかもしれません。

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*

 昨年末に、投稿していた論文の審査結果が届き、全面的改善が必要との査読結果に、この年末と正月は、机の前で過ごすことが多かったです。「座り正月」です。

 正月が過ぎた後の、自宅の机上は…乱雑です。

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 昨年の5月の連休に、新しいパソコンを購入して、2台のディスプレイ体制にした時は、机上もスッキリしていたのですが、あの頃の面影は、今はありません。

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神戸のルミナリエ、クリスマス、大晦日、そして正月…過ぎ去ってしまえば、もう日常の毎日です。
posted by student at 22:10| 日記

2012年01月02日

大江光の音楽

 元旦の夜に、久し振りにCD棚から大江光のCDを取り出して聴きました。そのまま、同じCDを今日も聴いています。

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 大江光…作家の大江健三郎の長男です。障碍を持って生まれた大江光の出生の時の苦悩を語った東京女子大での講演『信仰を持たない者の祈り』は、NHKで放映されて録画していたのですが、紛失してしまい、新潮社からカセット文庫が出た時に購入しました。
 
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 言葉を発しなかった息子が、鳥の声に敏感に反応する様子を見て、鳥の声を録音したレコードをテープにとって繰り返し聞かせていたそうです。そのレコードには、鳥の鳴き声と共に、鳥の声を紹介するアナウンサーの声が入っていたそうです。

 避暑で訪れた軽井沢の杜の中を、息子の光を肩車して散策している時に、鳥にの鳴き声が聞こえて、その後に、頭の上から「クイナ、です。」と、アナウンサー口調の声が聞こえたそうです。一瞬何が起こったのか…わからなかったそうです。それは、生まれて初めて聞いた息子の「声」だったようですが、幻聴かもしれないと思い、もう一同クイナが鳴かないかなあ〜と思ったそうです。

 以下、大江健三郎の文章を、そのまま引用すると、

  
   …もう一度クイナが鳴いて、もう一度息子の声が聞こえたら、
  もしかして息子は、人間の言葉を喋り始めるのかも知れない…
  私は待ちました。目の前に一本の木若いダケカンバの木が日を
  浴びて風に揺れている。それを見つめながら私は待ちました。
  …その時、私は祈っていたのだと思います。私はカソリックを
  信じません。プロテスタントを信じません。仏教を信じません。
  しかし、そのような信仰のない私も、その時、まぎれもなく
  祈っていたのです…やがてクイナが鳴きました。そして、私は、
  頭の上で、息子の澄んだ声がはっきりと言うのを聞きました。
  「クイナ、です。」

 『人生の習慣(ハビット)』に収録された講演録「信仰を持たない者の祈り」より

 大江にとって、この待っていた時間は、そしてクイナが再び鳴き、そして息子の声を再び耳にした時の記憶は、今も鮮やかに残っているんだろうなあ〜と、大江光の、静かで素朴なピアノの調べを聞きながら、大江の「喜び」に思いを馳せながら…

 石油ストーブの温もり、住宅地の中の静けさ、そして素朴なピアノの調べ…、このゆっくりとした時の流れがいつまでも続けばいいなあ〜と、夢のようなことを思ってしまいました。

  
posted by student at 19:15| 日記

2012年01月01日

選は創作なり

 ホトトギスという雑誌は、『漱石の吾輩は猫である』に登場するので、その名は知っていましたし、正岡子規の名前ぐらいは知っていましたが、俳句に造詣が深いわけでもなく、その程度の知識のままでした。

 昨年の春に、NHKのラジオの「カルチャーラジオ」で高浜虚子が取り上げられ、虚子の言葉「選は創作なり」が番組のタイトルとなっていました。虚子は、ホトトギスにおける「選」を通して秀句を発掘して、優れた人材を育てた人で、また「選」を通して自らの俳句の創作力を磨き上げたということをメインに虚子にスポットを当てたのがこの番組の趣旨です。タイマーで録音しておきながら、つい聞かぬままで年末になってしまい、このテキストを注文したのも12月になってからです。

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 今の研究テーマである「センス」も、生徒のセンスを教員の鑑識眼を通して見抜き、更にその後の生徒への指導や評価にスポットライトを当てていますが、見抜く力と共に、それ以降の指導に結びつける力も大切です。

 虚子のホトトギスの「選」は、私が「センス」に注目をする切っ掛けとなった中国の韓愈の『雑説』に通じるものがあるように感じます。


   世有伯楽
   然後有千里馬
   千里馬常有
   而伯楽不常有

   世に伯楽ありて
   然る後に千里の馬有り 
   千里の馬は常に有れども 
   伯楽は常には有らず

      韓愈の『雑説』より
posted by student at 18:01| 日記

2011年01月01日

初日の出・2011年

 今年の初日の出は、神戸の西隣・明石の大蔵海岸へ
出掛けました。ちなみに昨年はすぐ近くの舞子海岸
でした。

 6時過ぎに家を出た時は、まだ真っ暗で、南東の空
には、二十六夜の逆三日月と明けの明星が輝いて
いました。

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 今朝・元旦の、神戸の日の出の時刻は7時6分です。
大蔵海岸からは東が明石海峡になりますが、この時期は、
明石海峡大橋の端・本州側の舞子海岸の上空辺りに
初日の出が望めることになります。

 日の出前10分、東の空の端には厚い雲がありますので、
曙光が輝くのは、日の出の時刻より、ちょっと後に
なることと思います。

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 日の出の時刻のちょっと前になると、東の空の雲の下が、
曙光で照り輝いているのが見えました。日の出まで、
あと少し・・・

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 大蔵海岸には、たくさんの人が集まって初日の出を
待ち望んでいます。ちょうど日の出の時刻になりましたが、
曙光が、その輝きを見せるのは、もう少し時間が掛かり
そうです。

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 日の出の時刻から15分、初日の出はもう少し、
東の空の雲の端は、金色に輝いて綺麗でした。

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 そして初日の出、7時24分に2011年の陽の光の輝きを
目にすることができました。

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 数分もすれば、溢れんばかりの陽の光で明石海峡の
海面はキラキラと照り輝いていました。

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 出掛ける前にベランダに出した温度計が3度を示して
いました。神戸は寒い元旦の朝でした。

posted by student at 07:07| 日記

2010年12月30日

年の瀬

 年の瀬も押し迫り、今年も今日と明日との2日間、
時間では24時間+約12時間経てば・・・来年です。

 今朝、時折小雨が降る中、年末の散歩に出掛け
ました。 この路地、普段は用事がないので、ここを
歩くのは数年ぶりかもしれません。

 粋な黒塀に見越しの松・・・唄の文句のような光景です。

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 ひょっとしたら初めて通るような道を歩いていると、
コンクリート製のオブジェのようなものがありました。

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 これは昔のゴミ箱のようです。



 五色塚古墳です。左が前方後円墳の円形の部分で、
右が方形の部分になります。前方(写真・右)が
明石海峡、淡路島に向かって築かれています。

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 垂水駅から、この古墳まで、ブラウンの帯で道案内
され、時々古墳のプレートがはめ込まれています。
春には、小学生が この道を通って古墳見学に・・・


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 この辺りの丘は、山陽電鉄が造成した住宅地で、
碁盤の目のように道が作られ、 道は結構まっすぐに
延びています。

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 五色山・霞ヶ丘・歌敷山の丘の上には、星陵台という
高台があります。その星陵台の花屋さんの店先は、
お正月モードで、葉牡丹や南天が並んでいました。

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 蕎麦屋さんの前には、年越し蕎麦の幟が・・・。

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 街景色は、年末・お正月モードでした。


posted by student at 12:21| 日記

2010年12月29日

哲学の会〜鮨と温泉

 昨日は・・・今年最後の出勤だったのですが、
お休みをとって午後からは、哲学の会を
地元の鮨屋・増田屋で・・・

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 久し振りの増田屋ですが、注文するのはいつもの
お造りの盛り合わせ・荒磯盛、そして季節の野菜の
天ぷらを幾つか・・・

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 教育哲学の授業終了後に、呑みに行ったメンバーが
そのまま哲学の会として、時々顔を合わせています。
前回は8月の下旬、三宮で沖縄料理を堪能したので
4ヶ月ぶりです。お一人は 先週、札幌の雪道で転倒
して骨折したのを押してのギプスをつけての参加、
3週間後には修論の提出を控えての災いでした。

 午後1時過ぎに増田屋に入って、5時半頃に夜の
お客さんが入ってくる頃までの4時間居座っていました。

最後は握り鮨で〆・・・

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 店に入った時は快晴だったのですが、この4時間の
間に天候が大きく変わって、雨は小降りになって
いましたが、風は強く、冷たい雨も残っていました。

 垂水温泉・太平の湯までタクシーで・・・

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 アウトレットモール・マリンピア神戸の西の端にある
温泉施設です。風呂上りの火照った身体を、冷たい
ビールで・・・

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 太平の湯を出る頃には、天候も回復して、空に星が
見えました。送迎バスで垂水駅まで・・・。結局7時間ほど
鮨と温泉を堪能したことになります。

posted by student at 21:43| 日記

2010年12月27日

太秦〜冬の京

 京都の太秦は、これまで通り過ぎるだけだったのですが
一度訪れたいと思っていたので、昨日は嵐電の 太秦広隆寺駅で
降りました。駅前が太秦(うずまさ)の 交差点で、目の前に
広隆寺がありました。

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 太秦(うずまさ)・・・実際に「太秦」の標識を目にすると、
これを何で「うずまさ」と読むんだろう〜?と、改めて感じました。

 とにかく秦(はた)氏の縁の地であることは間違いがない
ようです。秦氏は、百済か新羅から来たという説が有力で、
当時の淀川の治水工事を行ったり、養蚕や機織、そして
土木などの技術を発揮して実力を持っていたようです。

 世阿弥の「風姿花伝」の中で、能の創始者として著され
れているのが秦氏の有力者であり、聖徳太子の右腕とも
言われた秦河勝(はたのかわかつ)です。河勝が聖徳太子
から賜ったのが、広隆寺の弥勒菩薩像だそうです。

 河勝は、播磨国坂越(現在の赤穂市)で晩年を過ごし、
そこで没するのですが、一説には蘇我入鹿の迫害に遭って
坂越に逃げたとか、流刑にあったとか・・・。坂越には河勝を
祭神とする大避神社があり、坂越に浮かぶ生島には秦河勝
の墓があります。


  
 広隆寺の境内です。年末で観光客も疎らで、静かでした。

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 広隆寺の本堂・上宮王院の裏の庭、冬の柔らかい陽射しに
照り輝いていました。

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 霊宝殿には、弥勒菩薩像や十二神将像など、国宝や重要
文化財が展示されていました。

 *

 一昨日は、東山と嵐山にも足を運びました。四条大橋東詰の
南座です。

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 八坂神社前のローソン、シンボルカラーのブルーではないので
珍しい光景です。

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八坂神社は、初詣の準備中でした。

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円山公園も人影も疎らで静かでした。

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知恩院、夏は素通りしましたが、今回はこの門をくぐりました。

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この階段、いつ来ても圧倒されます。

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知恩院からブラブラ歩いて、道なりにカーブを曲がると
平安神宮の大きな鳥居が見えて・・・この光景が大好きです。

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 平安神宮の鳥居前から、南禅寺方面の眺め、これも
私のお気に入りの 景色です。

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平安神宮で、古いメダルの販売機を見つけました。

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パノラマ・モードで撮った平安神宮・・・

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 いつもは南禅寺から哲学の道を歩いて銀閣寺まで行くの
ですが、かなり寒く、また太秦に行く予定だったので、今日の
東山散策はここまで。川端に出て賀茂川沿いを四条まで
歩きました。

 先斗町の上にぽっかりと雲が・・・

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 そして太秦を後にして嵐山へ。ここは観光客が多く、
渡月橋辺りは凄い混雑していました。

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posted by student at 21:34| 日記

2010年12月26日

駅・station

 駅・・・、それぞれの駅にそれぞれの貌があり、
それぞれの風景があり、そしてそれぞれにいろいろな
記憶があります。

 今日は京都・東山と太秦に出掛けました。たくさんの
駅を通過し、たくさんの駅に停車し、そして幾つかの
駅で乗り降りをしました。そんな駅を・・・

 自宅の最寄り駅・JR神戸線垂水駅です。ホームから
明石海峡大橋の主塔を見ることができます。

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 三ノ宮駅で降りて、阪急の駅で、全線で使用できる
フリー切符を購入してホームへ。電車を待っている間に
キョロキョロしていると、こんな駅名表示プレートが
目に留まりました。

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 小さくて位置も不自然だなあ〜と思って、ふと
気づいたのですが、以前は、この上りの線路の位置に
確か上りホームがあったなあ〜と思い出しました。
その時の名残でしょうか?

 そして終点の大阪・梅田駅です。ターミナル駅という
感じがして、お気に入りの駅です。

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 京都・河原町で降りて東山界隈を散策して再び
阪急に乗って大宮まで。今度は嵐電(らいでん)の
四条大宮駅です。

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 路面電車のターミナル駅です。路面を走る区間と、
専用軌道を走る区間とがあります。ここは路面を
走っています。

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太秦広隆寺駅で降りて、広隆寺へ。

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 再び嵐電に乗って嵐山へ向かいました。車内は
ちょっと混んでいました。 

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そして嵐電・嵐山駅へ。 

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 フリー切符が阪急全線と高速全線が使えるので、
そして通勤定期の期限が切れて年内の出勤日数を
考えて継続購入していませんので、久し振りに
山陽を利用することにしました。高速神戸駅です。
左が当駅止まりの阪神普通電車、そして右が次の駅・
新開地行きの阪急特急電車です。 

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 高速神戸のホームに、公衆電話がポツンと・・
なんだか珍しい光景だなあ〜と感じました。

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今日は、阪急と高速全線が利用できるフリー切符と、
嵐電のフリー切符のお世話になりました。

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posted by student at 21:23| 日記

2010年12月24日

Christmas Evening

 冬至が過ぎて、計算上は昼間の時間が長くなるのですが、
日の出の時刻は、あと2週間ほどは、日毎に遅くなって、
朝、家を出る6時過ぎの神戸は、快晴でもほぼ真っ暗に
なってしまいました。

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 でも、夕方、ほぼ真っ暗になってから職場を後にして
いたのが、この数日、職場を出てから眺める西の空に
赤味を感じるようになりました。日の入りの時刻は、すでに
遅くなっています。

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 最近は、夕食後は寝室に篭って音楽を聴いていますが、
今日も・・・。このクリスマスツリーも、もう見納めです。

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クリスマスは12月25日、明日です。でもユダヤ暦では、
日没から新しい一日が始まるので、日没でクリスマス
(12月25日)となって、一日のはじまりが
モーニングではなくてイヴニングとなり、つまり
クリスマス・イヴがクリスマス(降誕祭)の始まりに
なります。

 今宵はこのCDを聴いています

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 ファースト・コールのアカペラのクリスマスソングのCDです。

 このCDを買ったのは・・・学校を出て最初に勤めた会社を
辞めて、池袋の専門学校に勤めるまでの失業期間に、池袋の
西武で買ったCDです。


  Praise God in Heaven!
  Peace on earth to everyone who pleases God.
posted by student at 21:16| 日記

2010年12月23日

新譜・CD

 ここ何年か、新譜のCDを買った記憶がありません。
ベスト盤や、ワゴンに並べられたリセール品、或いは
ブックオフの中古盤ばかりでした。

 久し振りにCDショップで新譜のCDを買いました。

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 新譜といっても、発売されて半年経っています。
平原綾香さんがクラシックの名曲に歌詞をつけた
曲を歌ったCDです。

 買ったのが新星堂、学校を出て会社に入ったばかり
だった頃、職場と寮の間にあったJR常磐線の柏駅前に
あった新星堂によく寄っていました。その当時に買ったCDは
今でもよく聴いています。関西圏には新星堂の店舗が
少なく、近くでは明石の西二見のヨーカドーに入っています。

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 久し振りに新星堂を利用したら、袋のデザインが変わって
いました。

 明石の大蔵海岸からの海辺の風景です。穏やかな冬の
陽射しが海峡に照り輝いて、眺めていても飽きませんでした。

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大蔵海岸の南には、淡路島の島影が横たわっています。
高速艇の連絡船で12分、近いようで遠い距離です。

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 今日は一眼レフの大きなデジカメです。高感度・高機能の
新しい一眼レフタイプのデジカメが欲しいなあ〜と思っているの
ですが、でも、昼間に風景を撮る分には、今のデジカメで十分です。
小さなコンパクトタイプのデジカメは先月買い換えたばかりですし、
このデジカメを、もっと使っていこうかなあ〜と・・・。

 パン焼き用の窯と薪が、柔らかい陽射しを受けて、レンガが
柔らかく輝いていました。

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葉牡丹も冬の陽射しをいっぱいに受けて優しく見えました。

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小さな草の緑の葉も、優しく輝いて、春のようでした。

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これはぎんなんでしょうか? 赤がまぶしいぐらいでした。


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 年末になると、ここ数年、自宅の庭に葉っぱの根元を植えて
いますが、今年も・・・。

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posted by student at 21:09| 日記